ヨウ素と甲状腺

ヨウ素は海水に豊富に含まれる元素で、人体に必要不可欠な物質です。ヨウ素が不足するとヨウ素欠乏症と呼ばれる状態になり、甲状腺に異常が生じるようになります。

 

特に甲状腺ホルモンの合成に大きな役割を果たしているので、ヨウ素が減るといわゆる橋本病と言われる病気になります。全身の倦怠感や、便秘、体重増加などが起きてきます。逆に甲状腺ホルモンが分泌されすぎるのはバセドウ病と呼ばれており、眼球が突出したり、体重が減ったりするようになります。

 

甲状腺は放射能が蓄積する器官としても知られており、チェルノブイリの事故の後、甲状腺ガンの患者が激増しました。それで、現在は放射線に曝露する前にヨウ素を取って甲状腺を飽和させておく処置がとられるようになっています。

 

 

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